会津まつり協会 会津イベント情報

「義に死すとも不義には生きず」会津のこころ

会津藩の運命は、尊皇、攘夷、開国、倒幕、佐幕など様々な思想が渦巻き、不逞浪士によるテロ行為が横行する幕末動乱期の京都において、その治安維持のため藩主松平容保が京都守護職の任を負うた時点で必然的に決せられたと言えるでしょう。
〝行くも憂し行かぬもつらし如何にせむ　君と親とをおもふこころを〟
これは、容保が京都守護職を命ぜられた際の心境を父義建に伝えた歌です。この想いは鶴ヶ城落城まで一時も容保の心から離れることはなかったでしょう。一部の公卿、薩摩、長州両藩の謀略などによって鳥羽伏見の戦い以降、あろうことか孝明天皇の信任厚かった会津藩が賊軍として追討の憂き目に遭い、朝廷への弁明の機会は一切与えられず、ついには孤立無援となった会津藩は新政府軍に対する徹底抗戦へと意志を固めるに至り、ひと月にも及ぶ籠城戦の末、朝敵、逆賊の汚名を着せられたまま終焉を迎えました。
来年は戊辰百五十年、そしてようやくにして戊辰戦争での会津藩の正義が示された秩父宮勢津子妃（容保のご令孫）ご成婚から九十年目にあたります。それまでに慶応、明治、大正、昭和、平成と元号が変わり、現代の迅速的で効率的な経済社会は、〝物〟の豊かさをもたらしましたが、会津藩の最期に想いを馳せた時、目先の保身や損得で動かず、不義には断固として命を賭して立ち向かった〝こころ〟が響いてきます。また同時に、現代社会が抱える諸問題の多くは、戊辰戦後の急速な社会変化に目に見えぬ〝こころ〟が置き去りにされてしまったが故に生じたようにも思えます。
さて、本年も会津まつりでは多くの皆さんをお迎えし、中でも会津藩公行列では全国の会津ゆかりの各地からお越しいただき、また、プレ戊辰百五十周年記念として奥羽越列藩同盟設立の兆しともなった会庄同盟に焦点をあて、山形県鶴岡市からは〝鬼玄蕃″の異名を取る酒井玄蕃を大隊長に庄内藩二番大隊として初参加していただきます。
会津まつり開催の三日間、市民の皆さんには参加者へのご声援や各行事へのご参加、交通規制などへご協力をいただき、全市挙げてのまつりとなりますようご支援のほどお願いいたします。

平成29年特別ゲストの参加について
会津まつり「会津藩公行列」に平成25年大河ドラマ「八重の桜」主役：綾瀬はるかさんがご出演いただけることになりました。
綾瀬はるかさん公式サイト
※出陣式とパレード（北出丸大通り～山鹿町）に参加される予定です。
※写真撮影は一切出来ませんのでご協力ください。なお報道関係の方も事前登録が必要です。（問合せ先観光課0242-39-1251）

会津まつり日程

小型無人機（ドローン、ラジコン）自撮り棒の使用禁止

会津まつり諸行事の会場及びその周辺において、小型無人機（ドローン、ラジコン）などの持ち込みによる操縦飛行、及び自撮り棒での撮影行為は固くお断りします。

会津まつり期間中の交通規制について

期間中は、各行事におきまして、市内各所で行列等の進行に従い、順次交通規制が行われます。
市内を通行する路線バスなども大きく迂回するなど、様々な影響が考えられます。
皆様には、ご不便をお掛けいたしますが、ご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。

会津まつりガイドニュース記載内容の訂正について

2017年会津まつりガイドニュース9月号におきまして、最終ページの「イベント情報」におきまして、誤記載がございましたので、お詫びいたしますと共に訂正いたします。